老いを読む、老いを書く 酒井順子 推し本。私の感想レビュー備忘録。新書。老い本の色々を紹介してそれを考察する。

推し本。

作家買いです。酒井順子のファンなので。彼女、私の学校の後輩です(^^)

老いを読む 老いを書く (講談社現代新書) [ 酒井 順子 ]

老いを読む、老いを書く 目次

1,老いの名作は老いない

2,老いをどう生きるか

3、老いのライフスタイル

4、老いの重大問題

老いを読む、老いを書く ネタバレ注意

楢山節考

人間が基本的に抱く、老いることや死ぬことへの恐怖を浮揚させた本。

同居家族は、福祉における含み資産

これは、面白い指摘

恍惚の人、という認知症をあらわにした作品から。

いじわるばあさん、の名前は

伊地割石。これ、初めて知りました。

当時の高齢女性としては高学歴で

三人の優秀な息子がいる。

長男は商社の部長、次男は開業医、三男は締め切りに追われる漫画家

締め切りがある、ってことは売れっ子ね。

ハイクラスの一族だったんだ。ほ~

いじわるばあさんは、息子、嫁、孫とも

長期化した家庭内人間関係の調整に直面する、初めての世代

うん、親が長命になったから、同居の時間が増えたのよね

黄昏流星群。漫画。中高年の恋愛話

老人と子供。

子供が昔話で最初に接するのは、おじいさん、おばあさんが出る老い本ってのが

日本の昔話のパターン。

おお、これは確かに

かぐや姫の桃太郎も、老年になって、いきなりハイスぺの子供ができる

下剋上、一発逆転の人生だ。ほ~。

昔も高齢者は邪険にされていた

老人は大事に、って言われないと、すみに追いやられる存在だった。

100歳以上の人口が調査された昭和38年、152人しかいなかった。

2022年には、9万人超えだって。すごい

定年は生前葬。

会社人生が終わるからね

60代は、老人社会におけるフレッシュマンです。

うん、確かに。

男性ははじけがく

女性は身の丈にあったものを求める

って本が多い。

実態と相反する本が人気がでるのか

黒柳徹子のように、乙女老女は未来志向である

恍惚の人、から大往生・老人力、がベストセラー本になるまで

20年空いている。

バブルの時代には、老人本のベストセラー本がでないんだな

ふ~ん

ファンション界の老いスター

草笛光子とか。髪を染めない、グレーヘアーの、ライフスタイル丸ごとのスター

着物は人気なくても、エルメスやシャネルは、孫や娘がもらってくれる。

高齢者の「迷惑恐怖」

人様に迷惑をかけたくない、って恐怖を

上手に推したのが、断捨離、捨てる!系の本ね。

NHKスペシャルの、老後破産、が放映されたことの恐怖

年金に入っても、働くのがトレンドになり

老働者の本がヒットする。「よれよれ日記とかね」

妻を亡くした夫は、立ち直れず

夫を亡くした妻は、前の生活を維持することで、夫をしのぶ

大往生は男の発想。女は介護で立ち往生

ほほ、確かに

松井久子の「疼くひと」

これは、一度読んでみたい。

って感じで読了

面白かった(^^)

老いを読む 老いを書く

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酒井 順子 講談社 2024年11月21日頃

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