推し本。
作家買いです。酒井順子のファンなので。彼女、私の学校の後輩です(^^)
老いを読む 老いを書く (講談社現代新書) [ 酒井 順子 ]
☆
老いを読む、老いを書く 目次
1,老いの名作は老いない
2,老いをどう生きるか
3、老いのライフスタイル
4、老いの重大問題
☆
老いを読む、老いを書く ネタバレ注意
楢山節考
人間が基本的に抱く、老いることや死ぬことへの恐怖を浮揚させた本。
☆
同居家族は、福祉における含み資産
これは、面白い指摘
恍惚の人、という認知症をあらわにした作品から。
☆
いじわるばあさん、の名前は
伊地割石。これ、初めて知りました。
当時の高齢女性としては高学歴で
三人の優秀な息子がいる。
長男は商社の部長、次男は開業医、三男は締め切りに追われる漫画家
締め切りがある、ってことは売れっ子ね。
ハイクラスの一族だったんだ。ほ~
☆
いじわるばあさんは、息子、嫁、孫とも
長期化した家庭内人間関係の調整に直面する、初めての世代
うん、親が長命になったから、同居の時間が増えたのよね
☆
黄昏流星群。漫画。中高年の恋愛話
☆
老人と子供。
子供が昔話で最初に接するのは、おじいさん、おばあさんが出る老い本ってのが
日本の昔話のパターン。
おお、これは確かに
かぐや姫の桃太郎も、老年になって、いきなりハイスぺの子供ができる
下剋上、一発逆転の人生だ。ほ~。
☆
昔も高齢者は邪険にされていた
老人は大事に、って言われないと、すみに追いやられる存在だった。
☆
100歳以上の人口が調査された昭和38年、152人しかいなかった。
2022年には、9万人超えだって。すごい
☆
定年は生前葬。
会社人生が終わるからね
☆
60代は、老人社会におけるフレッシュマンです。
うん、確かに。
☆
男性ははじけがく
女性は身の丈にあったものを求める
って本が多い。
実態と相反する本が人気がでるのか
☆
黒柳徹子のように、乙女老女は未来志向である
☆
恍惚の人、から大往生・老人力、がベストセラー本になるまで
20年空いている。
バブルの時代には、老人本のベストセラー本がでないんだな
ふ~ん
☆
ファンション界の老いスター
草笛光子とか。髪を染めない、グレーヘアーの、ライフスタイル丸ごとのスター
☆
着物は人気なくても、エルメスやシャネルは、孫や娘がもらってくれる。
☆
高齢者の「迷惑恐怖」
人様に迷惑をかけたくない、って恐怖を
上手に推したのが、断捨離、捨てる!系の本ね。
☆
NHKスペシャルの、老後破産、が放映されたことの恐怖
☆
年金に入っても、働くのがトレンドになり
老働者の本がヒットする。「よれよれ日記とかね」
☆
妻を亡くした夫は、立ち直れず
夫を亡くした妻は、前の生活を維持することで、夫をしのぶ
☆
大往生は男の発想。女は介護で立ち往生
ほほ、確かに
☆
松井久子の「疼くひと」
これは、一度読んでみたい。
☆
って感じで読了
面白かった(^^)
☆
posted with ヨメレバ
酒井 順子 講談社 2024年11月21日頃
★
☆
☆
この記事が、読みたい本を見つけるヒントになったよ~、とポチして下さるとうれしいです 。

このブログは、読了した本のプロモーションを含んでおります。
