魔導具師ダリヤはうつむかない(12) 甘岸久弥 推し本。私の感想レビュー備忘録。ヨナスの義父ユーセフとの関係編

推し本。

ネット小説の書籍化で、大好きなシリーズです。

ネットの更新をオンタイムで読んでますが、この先、ヒュドラとの闘いの場面があります

早く読みたいな~

魔導具師ダリヤはうつむかない ~今日から自由な職人ライフ~12(13) (MFブックス) [ 甘岸久弥 ]

魔導具師ダリヤはうつむかない(12) 目次

1,魔物討伐部隊鍛錬見学

2,護衛騎士と魔付き

3,最新魔導義足と予期せぬ来客

4,音集めと養子話

5,叩き肉のパン粉焼きと雑談

6,副ギルド長による解説と養子の話

7,目眩と恩人

8,夜遊びと暴露大会

9,ハルダート商会の御礼

10,中家の代価と三銅貨芝居

11,帰国と竜巻見舞い

12,閑話、見送りとにじむ半月

13,鷲獅子の素材と貴族試験

14,番外編、母と息子の鍛錬と魔剣話(氷の魔剣)

魔導具師ダリヤはうつむかない(12) ネタバレ注意

魔導具で、魔物討伐部隊の勝率をあげたいダリヤです

なので、訓練を見学して、みなから希望を聞きますね

ヴォルフの実家のスカルファロット家が武術部を立ち上げてるし

まぁ、ダリヤもヴォルフも気づいてませんが

ヴォルフの兄のグイードが、二人をくっつけようと外堀を埋めてます

ヨナスは、隣国の踊り子と子爵の父の子供で

この母は、婚約者で恋人の医療費のために踊り子になり

子爵の父は、隣国の慣習を知らずに、妻に臨んだ形となって

生まれたのがヨナスでした。

実母は、隣国に戻り、元の婚約者とめでたく結婚

で、その元の婚約者がイシュラナの大商会長のヨーセフです。

ヨーセフは、妻が隣国で産んだヨナスをとても気にして、大事にしてますが

ヨナスは、母の気持ちはヨーセフにだけ、と思い定め

大人の今は、今更、父親ヅラされても、ってのが本音です。

ヨーセフのハルダート商会は、いろいろ扱っているので

ダリヤが欲しい稀少魔物の素材も手に入ります

はじめ、ヨーセフはダリヤがヨナスの恋人だと思ってましたが

まぁ、その誤解はやがて解けます

で、ヨーセフがダリヤの商会室にいるときに、倒れて

休息してる時にいびきをかき始めたので

前世で脳溢血の症状に覚えがあるダリヤが

医者と、神殿の神官を手配します

医者は、頭つまりには何もできない、と落胆しますが

ちょうど、銀の神官であるエラルドが来合せて

ヨーセフは生還します。

ヨーセフに助けられて通訳と右腕をしていたミナトは

ダリヤはヨーセフの命の恩人、とむせび泣きますね

ヨーセフは、多分これでこっちに来るのは最後、とヨナスへの想いを残しますが

母国での竜巻で、壊滅した砂漠のオアシスのために

頭つまりで生還したばかりなのに、ワイバーンで帰国しようとします

ダリヤは、止められない、と悟ると、災害への色々を寄付しようとします

お金はいらない、竜巻見舞いです、って言い切るんですが

竜巻見舞いって、かの国では「親族になります」ってことらしく

ダリヤは、大商会と親戚になりますな

ほほ

12巻は、ヨナスの話がじっくり描かれていて、良かった

ヨナスは今のままでは、グイードの傍に従者として城に上がれない

身分がないからね

そしたら、マルチェラの実の爺様であるベルニ-ジが

侯爵家の、相続権のない孫という養子になれ、って

魔付きのままで、王城にあがれるぞ、って

ヨナスも、つい本気でうれしくなっちゃって、すぐ取り繕うけど

ベルニージ爺様は、にんまりですね

老後になって、末息子の忘れ形見のマルチェラと再会できて

義足で騎士として動けるようにもなったし、爺様は、自分の周りを幸せにする

を老後のタスクにしてますね

すばらしい

スカルファロット家は、息子4人と妻三人が、とっても仲良くて

笑い声の絶えない家だった。それを、ドナとかの警備騎士はずっと見守っていた

でも、ドナが休暇の時に、第二夫人の実家が馬車を襲い

バネッサと騎士たちが全滅し、次男は落馬、という自死をしたし

第二夫人も家を出た

笑いのなくなった家だったのに、ダリヤが現れて

ヴォルフが笑うようになり、グイードのとこに行くようになり

と、昔に戻っていくのね

ドナの感慨が泣ける

さて、ヨナスが養子になる前に、今の子爵家から出され、グイードの側近から外されるという

三文芝居が必要です(こっちの世界だと三銅貨芝居ね)

平民の家にひと時移動するんですが、その家に、ルチアが立候補します

何にもしなくていい、って言われるヨナスですが、暇なので、ルチアの父の職人に

靴下編みを教わるんですが、体幹がよくて揺らがないからかな、名手ですって

ヨーセフが帰国する際に

マルチェラが迎えにきて、ルチアに背中を押されて、ヨナスは別れに向かいます

貴族としての権力も、金もなかった男が

愛する女を取り戻すために大商会の主になった、その背中を見て

ヨーセフの心をきちんと思いやれて、ヨナスは最後に「父上」とヨーセフを呼びます

抱きしめるヨーセフが泣けた・・。

さて、番外編は

今は亡きバネッサの日々。うちのヴォルフが世界一かわいい、って幸せな日の一コマ

って感じで読了。

素晴らしいな~

魔導具師ダリヤはうつむかない 〜今日から自由な職人ライフ〜12(13)

posted with ヨメレバ

甘岸久弥/駒田 ハチ/景 KADOKAWA 2025年03月24日頃

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