クスノキの女神 (シリーズ2) 東野圭吾 推し本。私の感想レビュー備忘録。記憶というものを語る。

推し本。

大好きなシリーズです

本作で2作目ですが、これでおしまいかな?

不思議な力を持つクスノキと、その番人の元を訪れる人々の物語

クスノキの女神 [ 東野 圭吾 ]

クスノキ | 推し本探ブロ (veteranmama.com) クスノキシリーズ既刊の、感想レビュー備忘録。

東野圭吾 | 推し本探ブロ (veteranmama.com) 東野圭吾既刊の、感想レビュー備忘録。

クスノキの女神 目次

お~いクスノキ(前後編)

今日の僕から明日の僕へ1~4

クスノキの女神 ネタバレ注意

巨木のクスノキのある神社の社務所にいる玲斗

亡き母の姉である伯母とご縁ができて

現在、クスノキの番人をしてます。

そこへ、詩集を売りたい、という女子高生と小さな弟がやってきて

社務所に「料金箱」と詩集を置かせてあげます

詩集が売れて、それで病気の母を助けてるらしい

ある日、詩集をただで持っていこうという男を見つけてとっちめますが

まぁ、謝ったので許してあげます。

その後、近隣で強盗事件が発生

金持ちが家で襲われての傷害事件

で、まぁ、いろいろありまして

玲斗は、その犯人が多分詩集の女子高生ではないかな、って想像します

詩集が売れてお金ができた、と弟とか家族に言ってますが

そのお金はパパ活らしいのね

彼女の文才は本物で

ある日、クスノキの番人向けの仕事がきます

脳腫瘍で手術をした結果、記憶が睡眠とるとリセットされちゃうという少年の話

昔の、幻の味を再び食べたい、ということで

彼の記憶をクスノキに伝え、それを親族が受け取るって形に

思い出の味は、その味だけではなく

今は離婚した両親と、幸せだった頃の記憶の味でもありました

こういうとこ、この作家さん、ほんとに上手で

泣きながら読んじゃいましたよ

その後、少女が分を

少年が絵を描くことで、クスノキの女神、という童話の完成をめざします

発表会での幸せな記憶を、クスノキに残した少年ですが

脳腫瘍の病魔は彼をむしばんで、余命はわずか

当人が受けると、記憶は消えてしまう、という中

父親は、彼を幸せな記憶を抱いたまま殺してやりたい、って

玲斗が止めるんですが

クスノキの祠に迎えにいくと

少年は至福の笑みを浮かべて、絶命してました

うう、是非、本編で堪能して

玲斗の伯母の千舟は、若年性アルツハイマー型認知症で

どんどん記憶がなくなっていきまして

賢い人なので、自分で施設とか選んで準備万端

千舟には、その童話を大勢の前で朗読して感動を与えたことも覚えてない

でも、今をいきることは、記憶を持つ以上の価値があるのでは、って

うん、玲斗のことを覚えていない千舟ですが

玲斗は全部覚えているからね

多分、続編はないんだと思う。

残念ですが、すばらしい完結編だと思います

推し。

クスノキの女神

posted with ヨメレバ

東野 圭吾 実業之日本社 2024年05月23日頃

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