作家買いです。
フランス在住の人ですが
ヨーロッパの現在、ロシア憎しのヒステリー状態を見つめて
日本で出版してます。
もんのすごい知性派の人で
池上彰や、大前研一の本より面白い!
ネタバレ注意
第三次世界大戦はもう始まっている (文春新書) [ エマニュエル・トッド ]
おすすめの新書レビュー | 推し本探ブロ (veteranmama.com)
☆
ロシアの攻撃が始まる前から
ウクライナはナトーの事実上の加盟国だった。
なのに、事実婚をちゃんとした結婚にしようとして
姑が反対してる、って感じでしょうかね~
☆
現在のアメリカは、軍事と金融では世界トップだけど
実物経済では、世界からモノを買わないとやっていけない国です。
そして、穀倉地帯であるウクライナなくして
ロシアは帝国になれません
つまり、弱体化しているアメリカとしては
ウクライナとロシアをひっぺがせば
アメリカの地位が安泰ってことね
☆
ソ連崩壊後、アメリカはいろいろ送り込んだけど
ことごとく失敗して、国は弱体化しました。
そうだよね、アメリカ事態が弱体化してるんだからね。
プーチン主導になって、やっとロシアは建て治った。
これは、とっても大事な柱ですね。
自殺率も、幼児死亡率も、現在のロシアは減りつつあり
アメリカは、増えていってる
☆
第二次大戦で、ドイツを打ち負かした功労者はロシアだったのに
今目の仇にされる不思議・・。
☆
今回の最大のスキャンダルは
アメリカの専売特許だった、他国への侵入を
ロシアが初めてやった、ってことだ。
おお~
☆
民主主義は、強い国家なくして成立しません。
これは、真理。
きれいごとで民主主義は生き抜いてはいけない
軍事のない民主主義は、ありえないんだな・・。
☆
ウクライナの人口流出は
今回の紛争の前から始まっていて
特に、知識階級が外にでてました。
これは、知らなかった。
ただ、ユーロ圏で、お金の稼げるとこに人が流れるってのは
ありだったんだろうな。
☆
旧ソ連の内戦だったのに
アメリカとイギリスが口つっこんだので、大戦に・・。
☆
EUとか、貧富の差とか
自信をなくしていたヨーロッパが、対ロシア、ってことで
精神安定を取り戻してる、って
仮想的って大きいよね。
☆
アメリカ、先進国としては例外的に、中年白人の平均寿命が下がってる。
☆
ヨーロッパとロシア
ロシアと日本、がくっつくことは
アメリカの戦略的利益に反していた。
☆
ゼレンスキー大統領が
ロシアの次のターゲットはあなたたちだ
って言ってますが
それは、冷静に見るならありえない。
☆
第二次大戦のあと、常に戦争してたのはアメリカ。
もはや、文化やビジネスの一部である。
☆
日本の国益は、ロシアと中国が手を握って
日本に対すること
☆
フランスは、ドイツのいうがまま。
☆
現代にロシアは、その歴史の中で、一番自由でよい時代、ですって。
う~ん。
☆
ロシアの復活と米国の危機。
これ、この本で初めてしりました。
すごい、納得の事実
☆
教育の普及により、くずれる社会性。
これは、びっくりだけど、ある意味納得。
エリートがエリートという足場をなくすと
不安定になる
みんなが高等教育を受けることで
平等、がなくなるのね。
☆
ベトナム戦争で、自信をなくしたアメリカに
新自由主義、ってのが生まれる。
ナショナリズムね、トランプさんのあれ
☆
共和党と民主党の二極は、人種差別に基づいていて
民主党が黒人、リベラル、高学歴の傭兵で
共和党が優位性を失っていく白人の傭兵になってる。
☆
現在の紛争で、ロシアの無力が白日になった。
でもアメリカが出張る。
ロシアが勝利すると、アメリカの優位がなくなるから。
ロシアの戦車
アメリカの空母
両方とも、時代遅れと言われていて
今回の紛争で、ほんとにそうだった、って白日になった
☆
真実のナトーに、フランスとドイツは入ってない。
ドイツ軍って、軍隊としては弱いからね
これは、過去二度の戦争のせいだけどね。
その気になれば、軍事力ばっちりだろうけどね。
フランスには、軍事力はあっても、トップにプランがない
☆
教育面で遥に中国をしのぐロシア。
だからロシアには選挙がある(^^)
そして、ロシア正教により、女性の地位も高い。
これは、素晴らしいことだな。
中国の儒教では、女性蔑視があるからな~
☆
アメリカとイギリスの不平等は
家族からの相続ではなく、遺言書の相続がメインで
一族を飛び越えるから
☆
アメリカの経済力を、ドルではなく、エンジニアで測るとすると
ロシアに、ボロ負け
☆
中国の狙いは、アメリカがウクライナに武器を渡して枯渇すること
ロシアに中国が供給して、二大国を疲弊させ
漁夫の利は中国
☆
ロシア制裁で、ドイツは自国産業崩壊
フランスは、権益を失う。
エネルギーも食料もなくし
弱体化して喜ぶのは、アメリカ
☆
代理戦争になっていることに気付いたウクライナ国民が
ロシアへの矢面にしたアメリカを憎む日が、来るかもしれない。
☆
って感じで読了。
とっても面白かったです。
備忘録として箇条書きにしてますが
是非本編を読んで、じっくり頭にいれてくださいませ。
第三次世界大戦はもう始まっているposted with ヨメレバエマニュエル・トッド/大野 舞 文藝春秋 2022年06月17日頃 楽天ブックスAmazonKindle
☆
★
☆
☆
この記事が、読みたい本を見つけるヒントになったよ~、とポチして下さるとうれしいです 。
このブログは、読了した本のプロモーションを含んでおります。