日本史を暴く 磯田道史 感想レビュー備忘録。戦国江戸幕末。面白かった!

推し作家の新書。

面白かったな~。

23年の2月末に、京都まで講演会を聞きに行く予定です。

とっても楽しみ。

ネタバレ注意

日本史を暴く 戦国の怪物から幕末の闇まで (中公新書 2729) [ 磯田道史 ]

おすすめの新書レビュー | 推し本探ブロ (veteranmama.com)

奈良の大仏様を見て来たばかり。

松永久秀が、奈良で嫌われたわけが、とってもよく分かりました。

火は故意ではなく、流れで着火したみたいだけど

寺の財産をごっそり接収していったら

そりゃ~、嫌われるわね

信長は天才で、宇宙論が大好きだった、って

日本人が昔から宇宙が好きなのは

イエズス会にも書き残されているそうな。

うふ

明智光秀は、一家みんなが美形だったんだって。

貧困したとは思えないノーブル所帯。

ほ~

信長の死体が見つからなかったのは

生き残った側衆が、寺の卒塔婆つかって燃やして骨にしたからだって

その骨を、清玉が持ち帰って供養した、って。

お骨は阿弥陀寺だそうな。

どこにあるお墓だろうか・・。

赤穂浪士は、吉良の首を、殿の墓前において

首切断式、をしたそうな

古文書がでてくると、新たな色々がわかりますね

江戸時代の買春の値段とかも

古文書に残ってるんだ

日本人、日記が好きだし、識字率が高かったからね

米圏外の発想、というのが、幕府転覆の基本だった、って考え

面白かった。

東北の牧畜世界からは源義経が現れて、平氏の戦略を打ち破り

南の芋世界からは西郷隆盛が出現ね

高須四兄弟

幕末の藩主に、4人の兄弟がそれぞれハマって

幕末に活躍した。

で、この4人の育った実家が三万石の高須藩で

古文書によると、お側目さんとかも

けっこう外に出入りできる、緩い家風だったようで

そういうとこで育ったからこそ、のびのび賢い男児が育ったんじゃないか、って

この話、とっても面白かった

伊藤博文が

色好みで、教養人で、先見の人だった、って話が

もみじ饅頭から紐解かれるのも、面白かったな~

お公家さんとこの家臣が書いた日記に

幕末のパンデミックの話があったそうな。

伝染病は、昔から流行して

日本では、空気感染の概念とか、病原が付着で伝播するというのが

明治のころから周知されていたそうな

これは、とっても賢いな

感染症から殿様を守る、ってのが基本だった国がある

疱瘡に一人もかからなかった

偉い!

岩国ね。

隔離対策に、ちゃんとお金が出たんだって。

お~

という風に、もう、すべての章が面白くて

一気読みしてしまいました。

ネタバレはごく一部なので、是非、本作を購入して堪能してください。

新幹線で3時間あれば、しっかり読めるかな(^^)

日本史を暴くposted with ヨメレバ磯田道史 中央公論新社 2022年11月21日頃 楽天ブックスAmazonKindle

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