ロメリア戦記(1) 有山リョウ  推し本の感想レビュー備忘録。漫画化から読みました。絶品。

推し本。ネット小説の書籍版。

最初、漫画化版を読んで、面白かったので原作へ、という流れですが

ネットでの連載と、書籍化の内容がかなり違うの・・。

書籍版の方がずっとすっきりして面白い。

小学館からの本だから、編集のヘルプが入ってるんだろうな~。

ということで、ネットを読まずに、新刊がでるのを待つ、というパターンにしてます。

ネタバレ注意

ロメリア戦記 ~魔王を倒した後も人類やばそうだから軍隊組織した~ (ガガガブックス) [ 有山 リョウ ]

ロメリア戦記(有山リョウ) | 推し本探ブロ (veteranmama.com)

推しのネット小説レビュー | 推し本探ブロ (veteranmama.com)

追放ものと、婚約破棄ものを、くっつけた、という作者の言葉もありますが

うん、おもしろい!

1,魔王を倒したら婚約破棄された

2,辺境に赴いて砦を乗っ取ることにした

3,軍備整えるために、あっちこっちと話をつけた

4,戦力増強のために港をつくった

5,竜の中の異形

終章、聖女たちの誓い

ロメリアは、アンリ王子とともに

魔王討伐の旅に出て

途中、エリザベートという癒しの聖女

エカテリーナという魔女

呂姫という剣士と知り合い、5人で魔王を倒しました。

最初はアンリと思い合っていたロメリアでしたが

兵站、という概念のない4人のフォローをする中で

まぁ、下に見られたし、王子様への想いも薄れていたので

婚約破棄されても、はぁ、って感じでしたね。

魔王を倒しても、魔族が一掃されたわけではない

という、当たり前のことがアンリ王子一行にはわかってなく

ロメリアには判っている。

婚約破棄されたので、さくっと別れて実家に戻ります。

で、魔王を殺した時にゲットした戦利品を、国一番の商人の息子に見せて

売却を持ちかけたら、足元みてきたので、本質をしってるぞ、って言い負かしたら

親父さんがぶっとんできて平謝りで、高額買取となりました

ロメリアの父伯爵の財力が、ちょっと傾いていたので、その品を献上して

ついでに、伯爵領のはじっこの砦を、自由にさせてもらうことに。

ここらのやり取りが、とっても素敵で(私が最初に読んだのは漫画版だったけど)

この本は、面白い!と継続読みを決めたきっかけのシーンでもあります。

是非、本編を購入して堪能してください。

親父様から辺境砦の裁量権をいただいて

田舎にひっこんだロメリアは、厄介払いしようとする代官から

21人の新人兵を押し付けられ、勝手に死んでくれ、扱いされますが

軍事としての才能を発揮して、新兵を鍛え上げていきます。

女の下、年下貴族女の下、ってことで文句を言っていた新兵たちですが

リーダー格のアルには炎の魔法、気弱なインテリのレイには風魔法の素質があり

魔物退治は、さくっとできるようになりました。

ですが、魔物退治を依頼されて出張ったら、魔族兵で苦戦。

ロメリアが殺される寸前、アルとレイが、ひん死で決死だからこそ覚醒します。

そして、なんとか砦に生還。

傷をいやす兵士たちとともに、役人の到着を待ったロメリアは

砦の代官の不正を役人に告発して、代官を処分します。

代官は、小娘と21人の新兵をバカにしてたんですが

新兵は、代官が命じた兵を、さくっと行動不能にしちゃうのね

ここらのやり取りも、とってもかっこいいので、是非本編で読んで(^^)

ノーテ司祭のとこを訪れるロメリアです。

かって、魔王退治の旅でしりあった癒しの司祭を育てたのがノーテ

彼の遺志を告げると、ノーテはロメリアへの援助を約束してくれます。

次のロメリアの策は

伯爵領を豊かにすること(軍備には金がかかる)

伯爵領・カシューを任せられたロメリアは

やり手の商人の手をウィンウィンで借りて

入江の構築、その近くへの砦構築を目指します。

ロメリアには恩寵っていうチートがあるんだけど

それは周りの人間に効くもので、本人には効かない。

アルたち配下の覚醒は成長も、その恩寵のせいだと思っていたので

自分が司祭や商人との会議で留守の間に

すこし負けてくれるかな、と思ってましたが

兵たちは、レイの采配とアルの攻撃立案で

一夜城のように砦をつくり、魔物たちを狩り滅ぼしていきます。

つまり、ロメリアの恩寵はつけたしで

彼らのは、真に力がある!

ロメリアには、とってもうれしい誤算でした。

ここらも、是非、本編で。

クインズ先生

ヴェッリ先生、という、ロメリアの教師たちもかけつけてくれて

カンゼ親方が、爆発で入江を埋め立て他してくれて

ミアという治療師も、ノーテ司祭が送ってくれて

着々です。

5話は、魔族サイドのお話。

魔王が殺されたらしい、という伝聞と

魔族の国へと帰還する足がなくなったことで、けっこうもめてます。

で、王さまの弟で、知恵はないけど力はあるガリオスをつかって

知恵者のぎゃみが動きまして

アンリ王子とガリオスの戦いが

ダカン平原で行われます。

で、アンリは生還しますが

アンリには軍を率いる策とかがないので、暗殺部隊が動いてたりします。

アンリを愛して、ロメリアを排除したエリザベートは

自分の立場が、アンリ王あってのものだと思い知り、王の苦手の策謀方面を

自分がになうことを誓うのです。

って感じで1巻終了。

2巻も書きます。

ロメリア戦記 〜魔王を倒した後も人類やばそうだから軍隊組織した〜posted with ヨメレバ有山 リョウ/コダマ 小学館 2020年06月19日頃 楽天ブックスAmazonKindle

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