吉原裏同心(37)独り立ち 佐伯泰英 最新刊のネタバレ注意。吉原に戻って二役生活開始。

大好きなシリーズでしたが

年上愛妻の汀女のほかに

もと花魁の加門麻が側室として登場してから

なんか、女性ファンにそっぽ向かれてる感じ。

私も、あんまりな~。

あと、巨悪、ってハズの神守の相手ヤクが

けっこう、さっくり敗れていくからな~

「あらすじ」

端午の節句のその日、大門前に立った男女。

一年余の京での修業を終え、吉原に戻った神守幹次郎と加門麻であった。

再会を喜び合う吉原の面々だったが、

長い闘いで吉原が失ったものは大きかった。

幹次郎は会所を率い、吉原を再生させることを誓う。

そんな中、廓で小さな騒ぎが。

やがてそれが幕閣を巻き込む大騒動へと発展していく。

新しく始まる吉原の運命やいかに。

8代将軍の孫である、老中の定信とは、愛妾のお香を助けた縁で、なにかと便宜を図ってもらってましたが

京都にいる間に、次世代の老中の太田さんと懇意となり、次の権力ツテはばっちりですね。

1,八代目誕生

2,たばこ入れ

3,絵描き澄乃

4,磯次の暗躍

5,隠れ湊の船軍

終章

吉原に戻って、会所の四郎兵衛を継いだ神守。

こちらは町人だから、帯刀しませんが

裏同心として、刀で決着することもあるという

二役を開始です。

京都との交流から

おたがいの郷の舞子さん芸子さん、の交換会とかも企画開始です。

仙右衛門は、神守の副におさまり

もろもろ移行する中で

てっぽう河岸、と言われている吉原最貧の場所を

改善したいな~、と思う神守です。

で、そんな場所に自分から落ちた遊女が

地元の悪たれから逃げるための吉原に来た、って知りまして

いろいろ動いて、悪を成敗する話が一つ。

海に出る個人の船に、大砲のっけて、海賊行為してるやつらを見つけ

老中に、その船拿捕させて徳川の船にしちゃうって計画が

すすんで完遂する話が一つ

船頭の政吉の孫の磯次ってのが登場したりします。

で、いろいろ助けてやってきた村崎同心が

賄賂を強請取ろうとする現場を押さえられちゃって

そろそろ、村崎さん、退場かな・・。

この1冊前で、四郎兵衛の仇は

文庫本の後半でいきなり成敗されちゃってね

なんか、う~っという感じです。

それでも、暇つぶしにはなるので

ついつい新刊を買っちゃうの。

ただ、このシリーズの前半はほんとにおもしろいので

これから読んでみたい、って方には、オススメなんですよ(^^)

独り立ちposted with ヨメレバ佐伯泰英 光文社 2022年03月15日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle

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