ハイランドの戦士に愛の微笑みを(ハイランドガード.1) モニカ・マッカーティ スコットランド歴女の愛するハイランドもの!絶品! ネタバレ注意

スコットランド。

イギリスがEU離脱する時に

スコットランドは離脱しない、ついでに英国連邦から独立する!ってなことが

騒ぎになりました。

もともと、スコットランドと英国は敵対してまして

スコットランド女王のメアリが、英国のエリザベス一世に処刑されたのは有名です。

でも、独身だったエリザベスの後継は、メアリ女王の息子で

結果、メアリ女王の血統は、現代まで続いてます。

そんなメアリ女王のご先祖がロバート・ブルース。

かれが、イギリスの圧政と侵略を跳ね返して、スコットランド王になる話は

日本でいうなら、戦国時代、織田信長の桶狭間とか

徳川家康の大阪冬の陣、みたいに、超有名な話で

そんなブルース即位を助けた影の勇者たち「ハイランド・ガード」ってのを

史実+虚実で描いたのが本作です。

あちらでは人気で、ガード11人分全部の本がでているようですが

日本では4冊だけです。

全員の、翻訳して欲しいな~。

原作をゲットして、グーグルさんに翻訳してもらって読破するのもありか・・。

って思うほど、面白いシリーズです(^^)

当時の英国は、ものすごい軍事力でした。

軍馬に載って、鎧兜で槍を持って走ってくる。

軍馬というのは、自身も鎧をつけて走る、戦車みたいな存在で

人を踏み殺し、蹴り殺し、場合によっては嚙み殺します。

で、そんな軍馬にのって、鎧兜で体重より20キロ近く重くなって

大刀を馬の上からぶん回す騎士たち。

人の首、簡単に落ちるし、体も斜めに両断です。

そんな英国騎士団に敵対するスコットランドは

ほぼ農民です。

勝てるはずがない!

さらに、内部対立がすごい!

アメリカの先住民が、それぞれ内乱しているところを

英国とフランスが介入して、英国植民地にされたのと、とっても似てる

(見本も、幕府がフランス、薩長が英国で、同様にやばかった・・)

さて、そんな中でも、スコットランド王は私、って頑張るのがブルースで

正攻法では勝てないから、ゲリラ戦を、ってことで

ハイランダーのトールが選ばれます。

で、彼の配下として10人。

ぞれぞれが一芸に秀でてますが、血縁関係とか仇関係とか、もう、ごちゃごちゃ。

トール自身、英国とスコットランドの戦争に介入するつもりはない

北の海の島で、自分たちの一族(クラン)だけを守って生きていきたい。

ですが、トールにハイランダーの戦略教授をしてほしいトップの悪だくみで

無垢な女性・クリスティーナが、トールの寝室に放り込まれ

酔ったトールがクリスティーナの処女を奪ったので、結婚することとなり

まぁ、折衷案として、教授だけすればいい、ということに。

でも、クリスティーナは字が読めるし、計算もできる(普通、女性はできない)

トールに愛されたいので、いろいろやるんですが

秘密裡に教授しているトールには邪魔にしかならないのね。

それでも、クリスティーナはかわいいし、愛妻として溺愛になっていくし

でも、秘密を抱える夫から逃げようと、クリスティーナは脱出

そしたら、英国軍に捕まっちゃうの。

ただ、ラテン語もフランス語も読めるクリスティーナは

オバカにふりをしながら、英国軍の司令官のとこの機密書類を盗み見て

調度、自分を助けにきてくれた夫のトールに報告

トールは、英国王への使者を途中で始末することができて

ブルースの命を救います。

チームのリーダになるのを拒んでいたトールですが

ブルース本人と接して、気持ちがかわったのと

チームのメンバーとの交流も捨てがたく

そのまま、ハイランドガードのチーフに就任するのでした、って話です。

クリスティーナは馬鹿娘です。

ただ、世間知らずだと、こういうこともありかな~とも思うし

娘や女は男の所有物で

殴られるし、凌辱されるし、ほんと、すごい世界で

そんなとこで、本を読むのが好き、という頭でっかちな娘は

空想はできても、実態を知るのは、自分が襲われて死にかけるしか

知識の更新はできないのかもしれませんね。

ハイランダーがひたすらかっこいい!

ってことで、2冊目も読みます(^^)

ハイランドの戦士に愛の微笑みをposted with ヨメレバモニカ・マッカーティ/芦原夕貴 集英社クリエイティブ 2014年10月17日頃 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle

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